薬剤疫学研究基盤整備事業

概要

本法人はJ-PEM(日本版処方-イベントモニタリング)事務局として誕生し、本格的な日本版PEMとしてJ-PEM2000を実施しました。

しかし、わが国では薬剤疫学研究の実施基盤が脆弱なため、情報取得に要する労力・費用に比して得られる情報の量と質は十分大きいとはいえず、研究の効率が極めて低く、2004年にJ-PEMが実質的に凍結されました。

その後は、広く薬剤疫学研究基盤の整備に貢献するための事業に取り組んでいます。2004〜2006年には、「病院および保険薬局のコンピュータを利用したコホートの特定に関する調査」を実施しました。

また、国際薬剤疫学会アジア会議の日本での開催(2007、2010年)を事務局として下支えするとともに、日科技連 薬剤疫学セミナーの推進などの教育的活動への貢献、更にはデータベース研究基盤の弱い日本で一次データを用いた効率性の高い研究のひな形としてのJSS研究の試行などに取り組んできました。

今後も薬剤疫学研究基盤の整備に貢献すべく、以下の事業を行っております。